大晦日格闘技

PRIDEは見てないのでDynamiteの感想。
ていうか、感想はmixiでリアルタイムやってたので割愛しますが、
今回触れたいのは、例の秋山ヌルヌル問題について。
http://chapel.vivian.jp/mt/archives/200701/01-201006.php
こちらでしっかりと解説付きなので、今更オレがって感じもしますが、
youtubeでもう一回見直しても、
確かにあの足の滑りっぷりは異常だと思います。
仮に、これが完全に故意では無いのだとしたら、
チェック等のレフェリーの裁量に問題がある訳だし、
逆に故意なのだとすれば、テレビ放映上、見せる演出を重視し
レフェリーや運営側に何らかの思惑があったってのは納得できます。
それが正しいとか間違ってるなんて事は言うつもりは、オレにはありません。
ただ、「格闘技」と「プロレス」という線引きをしている以上、
格闘技には、そういった場面を見たくはなかったですね。

オレは以前から、プロレスに対しては
「シナリオがあろうと、見せ場をわざと作っていようと、その内容が面白ければそれで良い」
というスタンスで見ています。
それは、プロレスが「観客を魅了する事を第一目的としたもの」であると思っているから。
例えばこの試合(35分あるので、時間に余裕のある人だけどうぞ)、
オレは去年のベストバウトだったと思っているのですが、
結果があらかじめ決まっていたとしても、
途中で明らかに相手を待っている場面があろうとも、
この試合を見た後には、確かに満足感があり、
プロレスは良いなって気分にさせてくれます。
でもそれは、やっぱり「プロレス」な訳で、
「格闘技」っていうのは、あくまで真剣勝負、シナリオ無しなのが当然だと思うのですよ。

それが今回のDynamiteでそういった部分があったっていうのは、
格闘技を真剣勝負であると思って見ていた人(オレ含む)からしてみれば、
裏切られた気分ですよね。
しかも、対戦相手は真剣のつもりで来ているのに、
それを会社ぐるみで騙しているかのような出来事。
この試合以外にも、明らかに力量差のあるマッチメークで、
「一般視聴者に派手な試合を見せる」といった思惑が見え見えだったようにも思えます。
そういった業界特有のドロドロした部分ていうのは、できれば見たくはなかったですね。